コーヒー豆の買い方(コミニケーション編 まとめ)

いままでの知識でもう一度コーヒー店で豆を購入するときのシュミレーションをしてみましょう。
① 店「いらっしゃいませ」

①’ 客「コーヒー豆を買いに来ました」

② 店「好みはいかがですか?」

②’客「少し深煎りのもので香りがあるものを下さい」

③ 店「それでしたら、ブラジルとガテマラとケニアになりますがいかがでしょうか?」

③’客「それぞれ焙煎度はどのくらいですか?」

④ 店「それぞれフルシティーローストになります」

④’客「香りのあるのはこの中ではどれですか?」

⑤ 店「そうですね。ブラジルがナチュラルという精製方法でして香りがあります」

⑤’客「わかりました。ブラジルを200g下さい」

⑥ 店「豆は粉砕しますか?」

⑥’客「はい。ペーパードリップ用に挽いてください。」

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②店員好みを聞かれたら、焙煎度や味の好みを伝える。
(浅煎り→酸味が強い傾向 深煎り→苦味が強い傾向)

③それぞれの銘柄やブレンドをすすめてくるので大体の銘柄の特徴を頭に入れておくとよい。
 そして焙煎度による味の傾向も加味して考慮するので焙煎度を聞く

(ブラジル→中煎りで香ばしく甘い傾向 ガテマラ→中煎りから少し深煎りで甘みと酸味の傾向 ケニア→中煎りで酸味とコク)

④焙煎度の度合い。フルシティーローストは少し深煎りの度合い。
 その前の銘柄の特徴と焙煎の度合いから味を想像する。
 
 少し深煎りの焙煎なので、酸味が弱まる傾向の味と想像できる。
 
⑤香りのあるもの
 ナチュラル精製された豆とウオッシュト精製された豆ではナチュラルのほうが香りが出やすい傾向にある

⑥粉砕するかしないか
 用途別にコーヒー豆の粉砕粒度が変わるので使用器具を伝えると良い

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以上のような知識でコーヒー店で豆を購入するときの流れがつかめたと思います。
知識が頭に入らなくても、最低限指定しなければならないこと、(味の好み、豆の量、粉砕の有無)を伝えれば豆は購入できます。

初めてコーヒー豆を購入するのでも、購入の流れがつかめればあわてないですみますし、簡単な知識さえあればより間違いのない買い物が出来ます。
コーヒー豆はイメージで商品を選びがちですが、少しの知識さえあればコーヒーの味を正しく判断でき良い買い物が出来ると思います。
またそうした中でおのずと良い店がわかってくると思います。

 

 

「コーヒー好き向けへの会話」

客「この店でコーヒー豆を購入したいのですが、ナチュラル精製系でなにか良いものはありますか?」

と聞くとたいていの店員はたじろぐでしょう。
ここでどんな返答をするかでなんとなく店員の知識の量や、良い店か悪い店かわかる気がします。

通常コーヒー店には、味の好みを伝えて豆を購入する客がほとんどです。
ですので、最初から精製方法を指定するなんて客の意図がよくわからない。
すると店員はまごつくことになります。
ここで落ち着いて返答してくる店員は信頼できるかもしれません。
精製方法について知らないのは勉強不足ですが、
「そんなものありませんよ!」とか
「それよりこれが美味しい」(客主体でなく店の主張を押し付ける)とかは良くない。
と思います。

仮になくても

「すみませんナチュラル精製は今は切らしております。香りのするのがよろしいのですか?それとも軽めをお求めですか?」

と客のナチュラル指定した意図を汲んで、香りの良いやつや軽めのものを薦めていく店員は信頼できると思います。