先日お客様から疑問を受けました。
コーヒーのブレンドを淹れる際にどれくらいの混入率で豆が混ざっていれば良いのだろうか?と。
そのときは直感的に10%ぐらいじゃないと、味が効いてこないかな答えました。
5%ではなんとなくばらつきがあるのではないでしょうか?
10%って1杯のコーヒーを淹れる際に使う10gから20gの間ではどれくらいの粒が入っているのでしょうか?
3粒ぐらいでしょうか?
仮に3粒だとしたら計量した際に、混入してくる粒が1粒しか入ってなかったりしそうで、味が一定にならなさそうですよね。
まずはコーヒー豆一粒の重さを知る必要があります。
コーヒー豆の重さはどれくらいでしょうか?
当店で測った結果
コーヒー豆一粒あたり 0.12g(焙煎豆)
当店でペーパードリップをする際は、16g
約133粒のコーヒー豆。
当店のネルドリップでは、20g
約166粒のコーヒー豆。
わりと沢山の粒が入っているように思います。
ブレンドを作る際、ネルドリップで抽出しながら味を作っていきます。
この際は一杯づつの豆の中で比率を変化させます。(当店でのやり方です)
たとえば20g中に、
ブラジル10g、マンデリン7g、エチオピアモカ3gといったようにします。
自分の感覚ではこの20g中にだいたい2g入っていないと味が効いてこないと感じています。
1gだと良くわからないような感じです。
だいたい10%で効いてくる。
5%ではちょっと味にばらつく感がする。
2gだと16粒
1gだと8粒です。
8粒だと無作為に取り出したときの分布の幅で、3粒しか入ってないとあまり効いてない味になってしまうと思います。
これが16粒だと分布の幅で粒数がある程度確保され、味が混ざっているということになる実感がある。
どうもその境界的な数字ではないでしょうか?
飲料業界の方などはもっと専門的な数字で議論できるのでしょうけど、
ちょっと統計的な確率がわからないのでなんともわかりません。
あくまでも実体験の範囲内での具体的な数字を挙げて見ました。
実際にこのような計算できる方はいらっしゃらないでしょうか?