第三十五回 ゲイシャって何?

このところ、ちらほら聞くようになったゲイシャ種のコーヒー。

ゲイシャ種というのは「種」とつくことから想像できるようにコーヒーの品種です。

ゲイシャといわれると日本の「芸者」を思い浮かべる方が多いでしょう。
その「芸者」とは全く関係ありません。
ゲイシャというのはエチオピアの「ゲシャ」という町の近くで発見された由来があるそうです。

日本人にはゲイシャといわれると大変通りが良い名前だと思います。
そんなゲイシャ種のコーヒーっていったいどんなものなのでしょう?

それはフルーティー系のコーヒーです。
浅く焙煎をして酸味や香りを際立たせると抜群の個性を発揮します。
エチオピア産のモカを洗練させてもっと香りが強くさせたような感じです。

その抜群の個性で2004年パナマの国際オークションでコーヒーの原価としては考えられないくらいの高値でゲイシャ種のコーヒーが落札されました。
それからグングン値をあげて、このところの高級コーヒーの仲間入りです。

現在ではパナマ、コロンビア、コスタリカ、ガテマラといった一部の地域で栽培されているそうです。

昔ながらの香ばしく苦いコーヒーも美味しいですが、こうしたフルーティー系のコーヒーも面白いと思います。