第三十回 「モカ」って何?

「モカ」って良く聞くけれども、いったい何なんでしょう?

’モカ’シダモ
’モカ’マタリ
’モカ’ブレンド
’モカ’チーノ
カフェ’モカ’

などと聞くことがあるでしょう。
コーヒーという意味なのでしょうか?
そうではありません。
「モカ」には3通りの使い方があります。

 

まず第一にコーヒーの豆の銘柄で使われる場合の「モカ」。
これは紅海にあるイエメンに「モカ」という港があって、
ここから積み出されたコーヒーを「モカ」とつけられた。
現在イエメン産コーヒーとエチオピア産コーヒーが「モカ」の名前をつけられている。
ストレートコーヒーで「モカ」と見たらイエメン産やエチオピア産のコーヒーと思ってください。

 

2つめはチョコレートやココアいりのコーヒーのことをモカと呼ぶ。

モカラテ、やモカフラペチーノなどいろいろだが、アレンジメントコーヒーでモカといった場合このチョコレートやココア入りのコーヒー指す。
これは、ドイツで極上の砂糖と生クリームをいれたコーヒーの最後の一口がチョコレート(モカ)のようだと評することから転じて、
なったという説。
他にもメキシコでチョコレート入りのコーヒーをオランダ風(ジャワ=オランダ統治=ココア)ホットモカと呼びそれが省略されて「モカ」とされた説がある。

 

さらに最近もう一つ。
これはかなりまれな例ですが、「コロンビア モカ」といったようにイエメンやエチオピア産でもなく、アレンジメントコーヒーでもないようなのに「モカ」と使われている場合。

この場合は「モカ」というコーヒーの品種でも使われています。
この品種はレユニオン島で発見された突然変異の品種で(一部ではイエメンが原産だとする説もある)小粒なコーヒーです。
ハワイのマウイ島やコロンビアの一部で生産されています。

では現在のイエメンやエチオピアのコーヒーの品種は「モカ」かというとそうではありません。
イエメンやエチオピアではもともとそこに生えているコーヒーで、品種の特定は難しいそうです。
イエメン産やエチオピア産ではないコーヒーに「モカ」とつけられていたら大変貴重なコーヒーかもしれません。

 

3つのモカ。
イエメンの港「モカ」
ココアやチョコを指す「モカ」
コーヒーの品種の「モカ」

いろいろありますでしょ?それだけ昔からモカには思い入れがあったのでしょう。

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