コーヒー店で豆を購入して自分で淹れるとお店で飲むコーヒーと違う、という経験のあるかたがいらっしゃるでしょう。
なぜ自宅で淹れるコーヒーと店で飲むコーヒーは違ってくるのでしょう?
基本的にはお店の方がコーヒーを淹れる環境が整っていますので、美味しく淹れることが出来ます。
それでも、ちゃんと抽出の手順を踏めばかなりお店の味に近くまでなると思います。
コーヒーを抽出するということは、全ての手順のトータルバランスで決まってくると思います。
・焙煎
・粉砕
・抽出の方法
・粉の量
この4つを意識して一杯のコーヒーに仕上げるのが自家焙煎店のコーヒーです。
全ての要因のトータルバランスを見て味を決めていく。
ご家庭での抽出も同じです。
家庭で抽出する時の環境をお店と同じにすれば、かなりお店の味に近くなります。
たとえば、豆は老舗A店もの。抽出器具は有名店Bのもの。抽出の手順は新規店Cのセミナーで教わったやり方。
これで、老舗A店の味を再現しようとしても無理です。
老舗A店の味を再現したいなら、A店で豆を購入して、抽出器具、抽出方法もA店のやり方にしないと出来ません。
自分流のコーヒーを楽しみたいというなら別の話ですが・・・
いろんなやり方をいいとこどりしてもトータルバランスの取れたコーヒーにはなりづらいです。
もしお店の味に近づけたいな、と考えるのであれば
・その店の抽出方法(ペーパー抽出かネル抽出か 温度はどれくらいか)
・その店の豆の粉砕の方法(どれぐらいの粒度か)
・その店の豆の使用量
・その店の1杯の抽出量(濃度がきまります)
この4点を留意してお店の人に聞いてみて、同じように守ればかなり味が近くなるはずです。