第二十六回 コーヒーの香り

聞いた話だが、お米屋さんは、米からの香りで米を選ぶという。

これは、コーヒーの選択にも共通している。
コーヒーの生豆の状態でも香りがある。

青臭いソラマメのような香り。
くぐもった、チョーク(黒板でつかう)のような香り。
ドライフルーツのような香り。

やはり香りがないものよりも、あるものの方が良いコーヒーになりやすい。
生豆を選ぶ時の一つの基準になっている。
もちろん、生豆の時に素晴らしい香りがあっても、焙煎すると期待通りにいかないということもままあるが・・・

 
生豆の時もそうだが、良いコーヒーというのは焙煎して粉砕したときにも個性を発揮する。
コーヒーを淹れる前に、焙煎した豆を粉砕するがその粉砕した粉の香りでも良し悪しがわかる。

ご家庭では、生豆は難しいと思いますが、焙煎後の豆なら香りをかげるでしょう。
粉砕したコーヒーでも良い物はきつくない香りがします。
どれも同じだろうという方がいるかもしれませんが、そんなことはありません。
いくら深く焙煎したものでも、良いコーヒー(飲みやすいような)なら刺激的な香りはしません。

焦げの匂いではない、独特の深い香り。
マンデリンのように深く焙煎しても独特の香りが出るものもあります。

中煎り程度では、甘いような香り。まれにフルーツのような個性を発揮するものもあります。

浅煎りでは、少し酸っぱいような香りが出ます。これも嫌な香りではありません。
悪い酸味の出ているコーヒーと良い浅煎りのコーヒーを比べると良くわかります。
悪い酸味の物のほうが、抵抗があるというか、嫌悪感を感じます。

 

コーヒーを飲むときもそうですが、抽出する前のコーヒーの香りにも気をつけるとより感覚が研ぎ澄まされると思います。

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