第二十四回 コーヒーは何性?

コーヒーの液体は何性でしょう?

苦味のある飲み物

というイメージからアルカリ性の液性を示すと思われている方が多いと思います。
実際に液性を調べると、コーヒーは「弱酸性」を示すことが知られています。
「弱酸性」の液性なのでリトマス試験紙では、色を変えるほどではないそうです。

 

どちらかというとコーヒーは、液性では酸性を示すオレンジジュース、酢といったものの仲間なのです。
これはコーヒーに含まれるクロロゲン酸などが原因とされています。

アルカリ食品=健康に良い

という思想で、健康を阻害するというイメージのあったコーヒーを健康食品としてイメージつけようとして、昭和から平成に変わる頃にそういった健康に良いというイメージで宣伝広告を行った影響もあるようです。

実際には弱酸性を示すコーヒー。
家庭でレギュラー(粉や豆から抽出した)コーヒーを飲む方はコーヒーの滓が出ると思います。
この滓も弱酸性の性質があります。
弱酸性のものはアルカリ性のものを中和します。
具体的にはアンモニアなどの匂いのもとを中和できますので、トイレの匂いとりに有効です。